この記事の連載

 2024年7月31日の東京ディズニーランド「スペース・マウンテン」の終了に伴い開催されている「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション」。大好きだった「スペース・マウンテン」の乗り納めにと、久しぶりに乗船したところ、思いがけない発見がたくさんありました。乗船レポートをお届けします。(全2回の2回目。後編を読む)


 いよいよ「スペース・マウンテン」への乗船開始です。

 「最後だから」とこれまであまり意識したことがなかった施設内を凝視してみると、意外にシンプルな展示。「覚えていたイメージと違う」と自分の記憶力低下を嘆きましたが、ファイナルイグニッション(イグニッションは「発射」の意味)スペシャル展示に切り替わっていたため、初めてみる景色だったというだけでした。ほっ。

 「生まれ変わります」の説明書きを横目に、「ああ、これで本当に現状の『スペース・マウンテン』とはさようならなんだな」と思いを深めながら、乗船の順番を待ちます。

 「スプラッシュ・マウンテン」「ビッグサンダー・マウンテン」は最前列がいちばん好きですが、「スペース・マウンテン」に限っては最後列がベスポジだと個人的に思っていた筆者。最前列だとうっすらとレールが見えてしまい、次にどう進むのかの予測ができて、スリルが半減してしまうというのがその理由です。

2024.04.16(火)
文=相澤洋美
写真=佐藤 亘