お正月グッズを日本へのお土産にいかが?

おめでたい雰囲気いっぱいのお正月グッズ。眺めているだけでもあたたかい気持ちになります

 赤や金色に彩られたお正月用の飾り物も目をひきます。台湾では縁起のよい詩句を赤い紙に書き、門や扉に貼る習わしがあります。この時期であれば、無料で配布されたりしているので、見かけたらぜひもらいましょう。

 その中には「福」や「春」という一文字だけを書いたものもあります。これは逆さまにして貼るのが一般的です。中国語では「倒(逆さにするの意)」と「到(やってくるの意)」の発音が同じ。つまり、逆さに貼ることで「運や福を招く」という意味につながるのです。

 大きな飾り物だけでなく、縁起のよい言葉が書かれたシールや中国結びの開運ストラップなどもあります。私のお気に入りは干支や魚をモチーフにした飾り物。どうして魚かというと、中国語では「魚」と「餘(余)」の発音が同じで、「年年有餘(毎年ゆとりある生活が送れますように)」と、縁起を担いでいるのです。飾り物は1個20元から100元くらい(日本円で70~350円)なのでお土産にも手頃。かわいらしいので部屋に飾ってみてはいかがでしょう。

 今、真っ最中の歳末売り出しセールは1月11日から29日まで。地元の人々に混ざりながらの買い出し体験はきっと忘れられない思い出になるはず。買い歩き、食べ歩きをアクティブに楽しんでみてください。

片倉真理 (かたくら まり)
台湾在住ライター。1999年から台湾に暮らし、台湾に関するガイドブックや書籍の執筆、製作に携わる。そのほか、機内誌への寄稿や女性誌のコーディネートなども手がけている。2011年に台湾で出版した中国語書籍『在台灣,遇見一百分的感動~片倉真理 旅的手記』(夏日出版社)のほか、共著に『食べる指さし会話帳・台湾』(情報センター出版局)、『ことりっぷ海外版 台北』(昭文社)などがある。

Column

心も体も温まる冬の台湾へ

台湾を訪れるなら、断然、冬がおすすめ。旧正月を迎える街の賑わい、華やかなランタンの祭典、肌がすべすべになるドロ湯の温泉、そして、個性的な鍋料理やあったかデザートなどの逸品グルメ……。寒い季節ならではの素晴らしいお楽しみが、この島には満ちあふれている!

2014.01.17(金)
text & photographs:Mari Katakura