この記事の連載

 こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 秋めいて、新しいメイクを楽しみたい季節になりましたね。私はまずファンデーションから各社のアイテムをチェックしているのですが、M・A・Cでとても秀逸なアイテムを発見しました。

 それは、スキンケア用のブラシです。

 私はファンデーションを塗るといつもムラになるのですが、このブラシを使ってスキンケアの段階から均一に塗ると、クマや赤みなどいろんな悩みをファンデなどでカバーしてもムラになりにくく、美しく仕上がることがわかりました。

 そこで、このブラシの使い方を、M・A・Cシニア アーティストの池田 ハリス 留美子さんに教わりました。ファンデーションの素晴らしい塗り方も教わったので、2回に分けてご紹介します。


●スキンケアからブラシを使うアイデア

 私が使って感動したのは、2023年1月に発売された「#001 セラム + モイスチャライザー ブラシ」(6,930円/以下、アイテムは全てM・A・C)。スキンケアからファンデーションにまで使える頼れるブラシです。

 実はM・A・Cには、9月に新発売された話題のファンデーションを試すために出かけたのですが、その際にスタッフの方に勧めていただいたのがこちら。ファンデーションを塗る前に美容液などを塗る人は多いでしょうし、私もスキンケア後にファンデーションを塗ることが多いのですが、スキンケアの段階からブラシを使うというアイデアに、すっかり脱帽しました。

 というのも、メイクを美しく仕上げるポイントのひとつは「均一感」だということに最近私も気づきはじめたのですが、ファンデーションなどを均一に塗るのってとても難しいですよね。

 特に私の場合は、クマやシミはもちろん、赤みもたるみも凹みもあるので(!)、カバーポイントが満載なのですよ。だから、いろいろと塗り重ねてムラになってしまうのは、ある程度「仕方ない」と諦めていました。

 けれどスキンケアの段階から均一に塗って「土台」を作っておくと、その上に多少凹凸を作っても、美しく仕上がりやすいとわかったのです。

 しかし、その土台作りがまさかスキンケアからスタートしているとは、まさに目からウロコでした。この画期的なアイデアを考えた人、凄いです。なにより簡単だし。

2023.11.12(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=釜谷洋史