この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年12月14日)

» きのうのレシピ「ブリのなめろうと春菊ナムルのっけ丼」


vol.153 鶏ひき肉の親子丼

 鶏ひき肉、うちの近所のスーパーでよく半額になってるんです。ひょっとして使う人、少ない? とてもいい出汁が出て、旨みもたっぷりなのに、ああもったいない。親子丼にしてもおいしいんですよ。お試しあれ。

■材料(1人分)

・鶏ひき肉(もも):100g
・卵:1個
・サラダ油:小さじ1/2
・海苔:適量
・ごはん:1膳分

A
・酒:大さじ1
・みりん:大さじ1と1/2
・醤油:大さじ1

■作り方

(1) フライパンに油をひいて中火にかけ、鶏ひき肉を入れて、ざっくりとほぐしつつ炒める。

(2) 全体が白っぽくなったら、Aを加えてひと煮立ちさせ、溶いた卵を加えて、好みの加減にかためる。

(3) 器にごはんを盛り、海苔を適当な大きさにちぎってのせ、(2)をのっける。

 海苔、卵とじの上にのっけるのでいいんですが、全然見えなくなるので、今回は下に敷きました(笑)。三つ葉を刻んで散らしてもおいしい。鶏ひき肉はむね肉でさっぱりやるのもいいですよ。

 最初からAの調味液とひき肉を混ぜて煮るやり方でもできます。炒めるときにほぐす手間がかからないので、ちょっとラクかも? 私は今回、肉のかたまりがごろごろっとある感じで食べたかったので、最初に焼きました。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.12.14(木)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔