【2023年10月】悟明老師が占う開運行動

 前述したように、強い貨幣に注目が集まる10月。貨幣というと貯金をイメージしがちですが、自由に動かせる資金のある人は、貯金ではなく外貨の投資に回すが吉。黄金の購入もおすすめです。

 今月の運気を活かす開運アイテムは、以下の3つです。

 1つ目は「五帝銭」。

 中国清朝の皇帝のパワーを象徴する吉祥物で、五帝とは、順治帝、康煕帝、雍正帝、乾隆帝、嘉慶帝のこと。権威ある5人の名が刻まれた古銭には、皇帝たちの“帝運”が宿るとされ、そのレプリカを繋げた飾り物が招財や厄除けのお守りとして使われています。

 順治帝は事業運、康煕帝は財運、雍正帝は仕事運、乾隆帝は健康運、嘉慶帝は結婚運を高めてくれるという解釈も。バッグのチャームにしたり、車内に吊るしたり、オフィスのデスクに飾るなどして、苦境を乗り切るパワーを授けてもらいましょう。

 2つ目は、一対の「豼貅(ひきゅう)」。

 古代中国の伝説の動物である豼貅は、金銀財宝を食べ、体内に蓄えるといわれ、中華圏では厄よけや招財の神獣として知られています。雄がお金を呼び込み、雌がそのお金を守るほか、夫婦仲や人間関係を良好にする助けになるとも。

 風水では、雌雄一対の豼貅の置物を用いるのが基本です。オフィスやリビングなど、置き場所は問いませんが、必ず顔が外を向くよう飾ってください。

 3つ目は、「三脚蟾蜍」と呼ばれる、3本脚のヒキガエル。

 2本の前脚で財をかき集め、1本の後脚でその流出を食い止めるとされ、中華圏では招財の吉祥物として親しまれているカエルです。口にお金を咥えているのが一般的で、足元に溢れんばかりのお金が配されているものも。また、3本脚で立つ姿は、王位の象徴でもあった中国古代の土器“鼎”を思わせることから、ビジネスの発展にも効果があるとされ、日本の招き猫のように、お店の入口に飾られるなどして取り入れられています。

 収入を得ている場所=オフィスのデスクやお店の入り口に、カエルの口を外に向け置き、収入アップを願ってください。

 吉方位は、北と東。事業運、金運、恋愛運、結婚運…求めるものがある人は、いずれもこの方角を意識して行動してください。求めれば叶うとき。寺社に参拝する際も、この方角へ。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2023.09.30(土)
文=堀 由美子