この記事の連載

 季節の変わり目は体調のトラブルが出やすいとき。コンディションを整えるために、塩麹を始めとした発酵調味料を食生活に取り入れてみませんか?

 都内各所で発酵食品教室「神楽坂発酵美人堂」を主宰する清水紫織さんの著書「発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ」から塩麹を使った腸活レシピを紹介します。


★発酵スープがからだにいい理由 

・免疫力アップ

 体内の免疫細胞の約70%は腸内に存在しているため、発酵スープ生活を送ることで、腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させます。

・お腹スッキリ

 発酵スープは、たっぷりの野菜と発酵調味料が一度にとれるから、腸内環境を改善、便秘を解消して、お腹もスッキリしてきます。

・自己効力感が上がる

 発酵スープ生活を送ることで、心身が健康になることによって、自己効力感が上がり、自分を信じて行動できるようになります。

ブロッコリーとじゃがいものくたくたスープ

■材料(2人分)

・ブロッコリー:120g
・じゃがいも:1個
・にんにく:1/2かけ
・ローリエ:1枚
・塩麹ぺースト(※作り方は2ページ目に):大さじ2
・水:400ml
・オリーブオイル:大さじ2

■作り方

(1) ブロッコリーは小房に分ける。じゃがいもは食べやすい大きさに切る。にんじんはみじん切りにする。

(2) 鍋にオリーブオイルとにんにくを弱火で熱し、香りが立ってきたら中火にし、ブロッコリーとじゃがいもを加えて炒め、全体に油を行き渡らせる。

(3) じゃがいもの表面が半透明になってきたら水とローリエを加え、蓋をして7〜10分煮る。

(4) 野菜が木べらでつぶれるほどやわらかくなったら塩麹ペーストで調味する。

―発酵memo―
発酵調味料×食物繊維×オリーブオイルは最強の組み合わせ

生きた菌である発酵調味料とブロッコリーやじゃがいもなど菌の餌になる食物繊維を多く含む食材を一緒にとることができます。さらに、オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、大腸を刺激して動きを活発にする効果も。この3つの組み合わせは、腸活に最強です。

2023.03.28(火)
文=清水紫織、CREA編集部
写真=野口健志