韓国旅行へ出掛ける人も増えてきて、コスメ、エンタメ、韓国愛は深まるばかり。そしてやっぱり食べたいのは現地の味です。
「2022年は何年かぶりに渡航ができるようになり、韓国にも行けるようになり始めました。その間に『韓国の音楽が好きになった!』『ドラマにはまって徹夜しちゃって……』などなど、以前では考えられないくらい熱いペン(ファン)が増えていて、20年前からの韓国ペンである私もとても驚いています」(「はじめに」より)
とは、『食べたい作りたい現地味 もっと!おうち韓食(ハンシク)』を上梓した料理研究家の重信初江先生。
今回は特別にその中から行楽シーズンのお弁当にもぴったりの2品を教わりました。
◆ユブキムパプ(油揚げのキムパプ)
![油揚げが主役。どこか春らしい一食に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/f/1280wm/img_0ff6f3b46a415ea7c4c2390eee1771d0130633.jpg)
キムパプの具材といえば牛肉やツナなどが一般的ですが、現地ならではの変化球キムパプも人気です。一度食べればやみつきになることまちがいなし!
こちらは「ユブ」=油揚げを具材に使っているから、満足感&食べごたえあり。キムパプ専門店のひそかな人気メニューです。
●材料(2本分)
・焼きのり(全形):2枚
・油揚げ:2枚
[煮汁]
・だし(煮干しなど):3/4カップ(150ml)
・みりん:大さじ2
・薄口しょうゆ:大さじ1
・にんじん:1/2本
・サラダ油:小さじ1
[A]
・ごま油:小さじ1/2
・つぶしにんにく:小さじ1/2
※にんにくを汁が出るまでよくつぶしてみじん切りにする
・塩:ひとつまみ
・ほうれん草:80g
・ランチョンミート:80g
・キムパプ用たくあん:1本
※なければ市販のたくあんを細く切る
・温かいごはん:1合分(340g)
[B]
・ごま油:大さじ1
・塩:小さじ1/2
・ごま油、いり白ごま:各適量
<準備>
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/d/1280wm/img_1d6c386449915524a0b22e9fb3e70a1e106829.jpg)
(1) 油揚げはキッチンペーパーではさんで油を軽くとる。鍋に入れて煮汁の材料を加え、汁けがほぼなくなるまで弱めの中火で8~10分煮る。軽くしぼって1cm幅に切る。
(2) にんじんはせん切りにする。フライパンにサラダ油を熱し、3分炒める。Aを加えて絡める。
(3) ほうれん草は塩適量(分量外)を入れた熱湯でゆで、水けをしぼる。
(4) ランチョンミートは5mm四方の棒状に切り、フライパンで表面を軽く焼く。たくあんは汁けをきる。
(5) ボウルにご飯、Bを入れ、切るように混ぜる。
<巻く>
(6) のり1枚を横長におき、奥側を2cmほど残して(5)の半量を薄く均等に広げる。
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(7) のりの中央よりやや手前に、具材の半量を積み上げるようにのせる。芯になりそうな具材は最後に。
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(8) 具材を軽くつかむように全体を両手で支えながら、手前から巻く。同様にもう1本作る。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/d/1280wm/img_4db3ae94f220d2eeede6092a32c918ed113113.jpg)
(9) 表面にごま油を塗って白ごまを散らし、食べやすく切る。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/4/1280wm/img_74d901a1b57eb1c4ca2230ef80d820a290411.jpg)
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●現地の学生さん風のお弁当、できあがり!
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2023.03.16(木)
文=本城さつき、CREA編集部
撮影=松島均
スタイリング=坂上嘉代