名画モチーフのアフタヌーンティーと『ロミオとジュリエット』がテーマのランチ&ディナー
◆メズム東京、オートグラフ コレクション
「メズム東京、オートグラフ コレクション」(以下、「メズム東京」)は、2020年4月、竹芝の複合施設「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」に開業。“TOKYO WAVES”をコンセプトに、絶えず変化する東京の今の波長を感じるこだわりのサービスやオリジナリティにあふれたコンテンツを提供し続けているホテルだ。
そんな「メズム東京」では、“芸術家(アーティスト)のアトリエ”をコンセプトにした、バー&ラウンジ「ウィスク」の“アフタヌーン・エキシビジョン”が大好評。
“アフタヌーン・エキシビジョン”とは、これまで、ダリ、ダ・ヴィンチ、マネ、モネ、フェルメールといった名だたる画家の名画をピックアップし、遊び心のあるスイーツやこだわりのセイボリー、そしてペアリングモクテルで表現してきた新感覚のアフタヌーンティーシリーズだ。
第7弾となる最新の“アフタヌーン・エキシビジョン”でピックアップしたのは、オーストリアを代表する画家、グスタフ・クリムト。
クリムトの代表作「接吻(The Kiss)」の世界観を表現したアフタヌーンティー「キス(Kiss)」を2023年3月31日(金)までの平日限定で提供している。
メニューに並ぶのは、クリムトの傑作「接吻(The Kiss)」の世界観や、クリムトが生まれ育ったウィーンをはじめとするオーストリアの食文化を目でも舌でも楽しめる、スイーツ&セイボリー8種など。
例えばスイーツメニューのひとつに、本場オーストリアの製法を再現してバターたっぷりの生地で仕上げた「グーゲルフプフ(クグロフ)」がある。これはオーストリアで幅広く愛されている菓子だ。
このほかどのスイーツ&セイボリーにも合わせやすいペアリングモクテル、「接吻」をモチーフにした「シャンパン ジュレ パフェ」などがセットになっている。
また、まるで舞台を観劇するように、ストーリーとともに紡がれる美食体験を五感すべてで楽しませるレストラン「Chef's Theatre(シェフズ・シアター)」では、2023年2月28日(火)までの期間限定で、14世紀のイタリア・ヴェローナを舞台とした、イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる傑作戯曲『Romeo and Juliet(邦題:ロミオとジュリエット)』(以下、ロミオとジュリエット)のストーリーを表現したランチおよびディナープログラムを提供中だ。(ランチ 6,400円、ディナー 12,800円、ペアリングワイン 4,000円~/すべて税・サ込)
このランチ&ディナープログラムでは、物語の前半をランチで、後半をディナーで表現。ランチとディナーを合わせるとひとつの物語が完成する構成となっている。
旬の食材とフランス料理の繊細な技で、作中のロミオとジュリエットの揺れ動く心情や象徴的な台詞、ふたりを取り巻く情景を再現した料理の数々、そして物語をテーマにした音楽とともに、永遠の愛の物語を堪能できるという趣向なのだ。
ランチの選べるメイン(魚料理)「O… Romeo, Romeo!」は、「おお、ロミオ」の名台詞で知られる、ジュリエットがロミオへの愛を語るシーンを再現したもの。
季節の野菜とズッキーニのピューレでバルコニーに絡まるツタを、ふっくらと焼き上げたホウボウに季節のフルーツやヘーゼルナッツを添えてジュリエットが佇むバルコニーを、さらにニンジンと黄ピーマンをベースに優しい味わいに仕上げたソースで月あかりを表現。
そして、ランチの選べるメイン(肉料理)「What' s in a name?」は、ジュリエットがロミオへの想いをバラの花に例えて語る台詞から着想を得たといい、甘酸っぱくキャラメリゼしたアンディーブで表現したバラの花が目を引く一皿。
メインの仔羊肉は、中にアンチョビとオリーブを詰めてロースト。フォンドヴォーをベースにしたソースで、深みのある味わいが楽しめる。
アフタヌーン・エキシビジョン「The Kiss」、『ロミオとジュリエット』ランチ&ディナープログラム、いずれもロマンチックなシーズンにぴったりの内容。
独創的で美味なる料理とドリンクの数々、そして「メズム東京」の空間美とそこから見る景色。これらの華やかなマリアージュをぜひ一度は体感してみたいものだ。
メズム東京、オートグラフ コレクション
所在地 東京都港区海岸1-10-30
電話番号 03-5777-1111(代)
https://www.mesm.jp/
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2022.11.29(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)