おこだわりのお芋スイーツを紹介
「飴ポテト」とは、いわゆる大学芋のこと。表面の飴の薄くてカリカリした食感と、飴を少し焦がし気味にしたほろ苦さが特徴。「あっさりしたお芋を使って、その甘さをしっかり引き出すため、何度も油で揚げて余熱で仕上げるのがポイント。最後にべっこう飴をからませます」と奥井さん。
「蜜かけポテト」は、黄金色に揚げたお芋にあっさりした蜜がしみ込んでいて、ジュワーッとあふれだし、柔らかくて優しい味わい。「三温糖などで3日以上かけて作る蜜を、お芋の中までしみ込ませるよう、揚げ方も工夫しています。できあがるまで、1時間程度かかります」。米油を使っており、後口もさっぱり、軽やか。大学芋とは違ったお芋のおいしさを発見できます。
どちらも冷凍して半解凍状態で食べてもおいしい。
スイートポテトには鳴門金時を使い、卵と牛乳、砂糖を入れてなめらかな食感と優しい甘さに。そのままの「極上スイートポテト」とお芋を半分にスライスした上にしぼった「丸ごとスイートポテト」があります。丸ごとの方は、真冬になると大きなお芋を使うので1個1000円するそうですが、それがまた、ほくほくで甘く、とてもおいしいのだそう。切り分けて、皆で食べたい。
蒸したサツマイモを入れた「お芋チーズケーキ」は、中のリンゴがアクセント。クリームチーズとサツマイモの風味のハーモニーが楽しめます。「お芋タルト」は、カリッと焼かれたタルト生地とお芋のフィリングがぴったりマッチ。どちらも、コーヒーにも紅茶にもよく合います。
<次のページ> パリパリチップスと噛むほどに甘さを感じる干芋
2013.10.27(日)