好きなものを好きなだけ美味も眺めも存分に
船旅において食事は最も大切な要素のひとつ。
ガンツウでは瀬戸内の豊かな食材をふんだんに用意し、好きなものを好きなだけというスタイルで船上の時間を盛り上げてくれる。
なかでも心ゆくまで味わいたいのは選び抜かれた海の幸。
岡山・下津井や内海の小島、横島の漁港で買い付けた魚介はもちろん、航海中の海上で漁船から直接手に入れるものもあって鮮度の良さはとびきり。
野菜や果物も含め旬の味をしっかり伝えてくれる食材をどう味わうか、相談しながら決める時間は悩ましくも嬉しいひとときだ。
東京「重よし」監修による和食と、どこか懐かしさを感じさせる洋食はダイニングにて。
淡路島「亙」監修の鮨は海を望む鮨カウンターで。
縁側やオープンデッキでシャンパンとオードヴルを、という楽しみ方もある。
加えてラウンジでは奈良「樫舎」監修の作りたて和菓子を、ペアリングの飲み物とともに堪能する。
柑橘が浮かぶ檜の浴槽を備えた浴場やトリートメントルームも、船上であることを忘れさせる端正なもの。
広島・尾道の母港を出航し、西は山口・上関沖、東は香川・小豆島沖へと周遊するガンツウ。
豊かな瀬戸内を実感させてくれる美食に寄り添ってあるのは、変化し続ける瀬戸内の眺めだ。就航から5年。
2021年からは、旅に上陸を組み込まず、旅の時間をすべてガンツウ船内で過ごす漂泊航路も登場。目の前に移り変わる景色をただ眺める、そんな時間が特別と教えてくれる。
guntû(ガンツウ)
客室数 19室
料金(1名) 525,000円~1,100,000円(2泊3日、1室2名利用、基本の食事・飲み物、船内外体験を含む)
https://guntu.jp/
※3泊4日コースもある。
【問い合わせ】せとうちクルーズ ガンツウデスク
所在地 東京都港区芝大門1-1-33 三洋ビル3階
フリーダイヤル 0120-489-321(10:00~18:00、日曜・祝日・年末年始を除く)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.09.07(水)
Text=Mako Yamato
Photographs=Takashi Shimizu