空の旅を満喫して、ドキドキの着陸

 大空の旅を存分に堪能した後は、地上に戻る準備をします。熱気球を回収しやすい場所に着陸できるよう、機長が神経を集中してオペレーションをしながら下降します。

 乗客は安全のためにバスケットの中に付いたロープをしっかりと握り、背中側にあるパッドに頭と背中をつけて、着陸態勢をしっかりとキープ。

 着陸とほぼ同時に、地上スタッフの方の車がやってきます。タイミングよく着陸地点に到着できるよう、飛行中の機長と連絡を取り合っているそうです。

 熱気球の片付け作業は、全員で協力して行います。皆でワイワイと作業するのも楽しい時間。一緒に作業をすることで一体感が生まれます。

 ある程度空気が抜けたら、小さく畳んで袋に詰めていきます。空気が球皮内にまだ残っているので、上から乗っかったり押したりして、全身を使ってぎゅうぎゅうと圧縮して収納完了。

 そして最後に、フライトの記念に搭乗証明書がもらえます。この登場証明書を見るたびに、この日の感動が湧き上がってきそうです。

 世界各国で観光資源として活用されている熱気球。乗るまでは少し緊張しましたが、乗ってみればとても楽しく、高度1,000メートルの空気や眺望など、地上では味わえないたくさんの感動が待っています。

 熱気球の魅力を知るには実際に乗ってみるのがいちばん。ぜひ一度、体験してみてはいかがでしょうか。

ジャパンバルーンサービス

電話番号 042-394-8320
https://tourism-flight.japan-balloon-service.jp/

2022.08.29(月)
文=佐藤由樹