いよいよ夏本番、抜けるような青空と緑が眩しい季節の到来です。四季があり、自然の移ろいを感じられる日本には、この季節、この土地でしか見ることのできない絶景が数多く存在しています。
そんな47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい夏の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!
今回は九州・沖縄エリア篇です。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆福岡県
朝倉の三連水車
広大な農地に囲まれてのんびりと回る姿が牧歌的な、朝倉の三連水車。例年6月17日から10月中旬までの農繁期に稼働し、迫力のある水車が水を汲み上げる涼やかな情景が楽しめる。
「筑後川から引いた水を田に送るため、1789年に設置された水車です。日本最古の実働する水車として有名で、国の史跡にも指定されています。
昼間の景観もすてきですが、特におススメなのがライトアップされた夜の姿。幻想的なその光景は、真夏の風物詩として親しまれており、一見の価値ありです。
木材を使用した水車は地元の職人によって5年ごとに造り替えられるもので、その技術は時代を重ね、今も受け継がれています」(「クロスロードふくおか」PR担当)
稼働期間:6月17日~10月中旬
ライトアップ開催日:2022年は未定(例年お盆の時期)
朝倉の三連水車(あさくらのさんれんすいしゃ)
所在地 福岡県朝倉市菱野
https://amagiasakura.net/
◆佐賀県
武雄のあかりめぐり
武雄のあかりめぐりは、夏から晩秋にかけて武雄市の各所で開催されるライトアップイベント。市内全8カ所の会場でそれぞれ趣向を凝らしたアート作品が展開され、観光名所が日中とはまた異なる神秘的な表情に彩られる。
「今秋、2022年9月23日(金)に西九州新幹線が開業する武雄では、今年で8回目を迎える武雄のあかりめぐりを開催。
チームラボのアート空間を体感できる『御船山楽園』、武雄温泉のシンボル『武雄温泉楼門』をはじめ、3年振りに復活する『慧洲園』などが会場となります。お散歩しながらあかりの作品をお楽しみください」(佐賀県内観光協会スタッフ)
会期:2022年7月15日(金)~11月6日(日)
※ライトアップの期間・時間は、会場によって異なります。
武雄のあかりめぐり(たけおのあかりめぐり)
所在地 佐賀県武雄市各所
http://www.takeo-kk.net/
◆長崎県
大三東駅の風景
ローカル線島原鉄道の停車駅・大三東駅は、有明海に面した開放感抜群の駅。満潮時は目の前に広がる穏やかな海を眺められ、干潮時には陽の光が砂紋に反射する幻想的な光景を堪能できる。
「島原市にある小さな無人駅・大三東駅。海側のホームの真後ろには有明海が広がり、『日本一海に近い駅』といわれています。
駅では、願い事や大切な人へのメッセージなどを黄色いハンカチに書いて、幸せを祈願することができます。晴れた日には真っ青な有明海と空に、風に揺らめく黄色いハンカチが映え、青と黄色のコントラストが映画のワンシーンを彷彿とさせる光景です」(長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」岩崎 恵さん)
大三東駅の風景(おおみさきえきのふうけい)
所在地 長崎県島原市有明町大三東丙135-2
https://www.nagasaki-tabinet.com/feature/oomisaki
2022.07.16(土)
文=CREA編集部