ハワイからの帰国時に必要なことは?
①帰国便出発時刻72時間以内にPCR検査陰性証明を取得
「紙、または電子媒体の証明書」が必要となっていますが、航空会社の出国受付カウンターで提示する必要があるので、 紙の証明書をもらっておいたほうが安心です。 取得後に帰国便の出発時刻が遅れて72時間を過ぎた場合、出発便遅延の特例で96時間までは有効です。また、費用は随時変動します。
ワイキキ周辺の便利な場所は込み合うことがあるので、PCR検査の予約はお早めに!
②陰性証明書取得後は、「MySOSアプリ」を現地でインストール
海外から日本に入国する前に、スマートフォンアプリ「MySOSアプリ」で、検疫手続きの一部を事前に済ませることができます。
アプリをインストールして、アプリの指示通りに進めていくと、事前登録(Fast Trackファストトラック:厚生労働省の入国者健康居所 確認アプリ)の案内が表示されるので、そのままアプリ上で登録します。
質問票、誓約書は画面に入力すればOKなので、紙は不要。陰性証明とワクチン接種証明をアップロードするだけです。
アップロード方法は、紙の証明書の場合、アプリの指示通りに写真を撮るか、事前に写真を撮影しておいてフォルダーから選びます。PDFの場合は、フォルダーから選択します。
ワクチン接種証明書は3回接種した人しかアップロードできないので、2回接種の人は気にせず飛ばして進めます。
ファストトラックの審査結果は、1~2時間後にスマホに通知されました。アプリ画面が緑色になればOKです。
到着6時間前までに登録することになっていますが、陰性証明を取得してすぐ、遅くとも出国前日までに済ませておくと安心です。
画面に表示される大きなQRコードは、日本に到着後の検疫の際に機械にかざして使用します。
新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」もインストールすることになっていますが、海外ではうまくインストールできないケースがあるので、日本出国前にインストールしておくと安心です。ただ、出入国手続きでCOCOAを確認されることはありませんでした。
③Visit Japan Webサービスに登録
海外から日本へ入国時に、検疫・入国審査・税関申告の入国手続きをWeb上で行えるサービスで、デジタル庁が2021年12月30日から運用を開始したもの。
2022年4月のハワイ旅行の際は、まだ運用が本格化されていなかったようで、従来通り機内で配布される紙の税関申告書を記入して、空港の税関で提出しました。
利用するとよりスムーズに入国できるようになります。
④航空会社出国受付カウンターでパスポートと陰性証明を見せる
⑤入国審査・税関審査を受ける
ハワイからの入国は6月1日より、3回目のワクチン接種の有無に関わらず、入国時に空港での検査と自宅待機がなくなりました。よって、今まで通りスーツケースを受け取って税関申告書を通過するだけとなります。
■お役立ちリンク集
●ワイキキPCR検査センター(日本語)
●検疫の入国前WEB手続「ファストトラック」について(厚生労働省/日本語)
●新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」について(厚生労働省/日本語)
●Visit Japan Webサービスについて(デジタル庁/日本語)
今回の記事の内容はすべて、私が2022年の4月に利用したANAの内容をベースにしています。ぜひ、ハワイ渡航の際に参考にしてください。
そのときよりもさらに規制緩和が進み、少しずつ行きやすくなっているハワイ。今回の渡航で感じたことは、「新たなルールやマイナーチェンジこそあれ、ハワイの特別な空気感はまったく変わっていなかった!」ということ。そして、日本人旅行者が戻ってくることをハワイの方々が歓迎して下さっているということも。
私にとっては、心から「行ってよかった」と思える2年3ヶ月越しのハワイ旅でした。
Column
ハワイ賢者 リサのお気に入りリスト
年に3回ほど長期でハワイに出かけ、自分自身で体験したこと、本当にいいと思った情報だけを旅行者目線で配信する小笠原リサさん。ハワイのお気に入りの買い物・おでかけスポットリストをはじめ、今気になる「場所・コト・モノ」をセレクトして紹介。
2022.06.29(水)
文・撮影=小笠原リサ