番外編! これも凄いクッションの進化系、メッシュファンデ!

クレ・ド・ポー ボーテ「タンクッション エクラ ナチュラル」

 資生堂にとって、ファンデーションはもはやスキンケア。それでいて仕上がりにわずかの妥協もしないから見事な肌ができあがる。メイクとスキンケアが融合した独自技術、ライトエンパワリングエンハンサーが驚くべき仕上がりを実現。

 今回マキアージュの新リキッドとともに業界の注目を集めているのが、クッションファンデの進化系とも言うべきクレポーのメッシュファンデなのだ。

 微細なネットから滲み出てくるジェルは、美容液のようでありながら欠点をカバーする薄い皮膚膜になりすまし、出来上がるハリツヤが半端じゃない。やっぱりリキッドファンデは面倒臭いと言う人は、こちらを。

 かくして5品をいずれも褒めちぎったけれど、これホント。今までのリキッドタイプをイメージし続けていたら本当に損をする。今年はファンデーションを本気で選びなおして欲しい。10年に一回、いやそれ以上のリキッドファンデ大当たり年なのだから。

齋藤 薫(さいとう・かおる)

女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。CREAには1989年の創刊以来、常に寄稿している。

Column

齋藤薫のコスメ図鑑
もうこれ以上化粧品はいらない私の それでも欲しい化粧品

化粧品は市場に溢れている。じつは家にも溢れている。だからもうこれ以上はいらないと、毎年のように毎月のように思うのに、それでもなお欲しくなる化粧品がある――美容ジャーナリストとして第一線を走り続ける齋藤薫さんにそう言わしめるのは、一体どんなコスメ?

2022.04.30(土)
文=齋藤 薫