2. 乗り物に乗るときは工夫を!
長距離移動の前には体調管理を万全に
乗り物での移動中に頭痛に見舞われる人は少なくない。まずは、遠出する前にはしっかり体調管理を心がけよう。「頭が痛み始めたら、血管を収縮させる作用のあるカフェインを含むコーヒーや紅茶を飲むといいですよ」(清水先生)
片頭痛の人は乗り物に弱い可能性も
飛行機
地上に比べて気圧がやや低い機内では血管が広がりやすい。血管拡張作用のある食品を摂り過ぎない、搭乗前に酔い止めの薬を飲むなど予防策を。
車
乗り物特有のニオイにタバコや芳香剤のニオイが入り混じると不快感が増すので注意。揺れも頭痛の誘因。急ブレーキや頻繁な車線変更は避けて。
船
特に揺れが大きい船。空腹状態は血管が広がりやすいので何か食べてから乗船を。甲板に出て遠くを眺めながら、新鮮な空気を吸うのも大事。
新幹線
窓側より通路側に座ろう。特に進行方向に向かって右側の窓側は新幹線がすれ違うときの急激な気圧変動を受けやすい。日差しによる刺激にも注意。
2013.09.03(火)
text:Miho Katsuki
photographs:Hirofumi Kamaya
illustration:Yoshiko Saito
supervision:Toshihiko Shimizu