3. 外出先が一転、頭痛エリアに!
予兆を感じるときには出かける先を選んで
脳を過剰に刺激するまぶしい光や強いニオイ、人ごみ、気圧の変化などがある場所に出かける際は、痛みが誘発されやすいので気をつけよう。「少なくとも、頭痛の予兆があるときはそういう場所は避けた方がいい」(清水先生)
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光やニオイ、気圧に注意
夏の海辺
波間に反射するまぶしい太陽光は、脳への強い刺激になる。どうしても行く場合はサングラスや帽子で目に入る光を防ぐこと。
デパ地下
食品のニオイが入り混じり、大勢が行き交うデパ地下で具合が悪くなる人も。混雑する時間を避ける、マスクをつけるなど対策を。
温泉
休日は緊張が解けて血管も拡張しがち。その状態で熱い湯につかったり、長湯をしたりするとより血管が開くことになるので注意を。
化粧品売り場
特にデパートのコスメフロアは、明る過ぎる照明と化粧品や香水のニオイが充満しているため危険。ショッピングは予兆のない日に。
山登り
高い山は酸素が薄く、気圧も低いため、血管が拡張して痛みを招きやすい。頭痛持ちの山ガールなら本格的な登山は避けた方が安心。
映画館
真っ暗な中での強烈な光や音は脳を最も刺激する要因に。つまり映画館の巨大スクリーンで楽しむ映画鑑賞はリスクが高いと心得て。
2013.09.03(火)
text:Miho Katsuki
photographs:Hirofumi Kamaya
illustration:Yoshiko Saito
supervision:Toshihiko Shimizu
CREA 2013年9月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。