自粛中にリモート飲みをした感想「早く6Gに…」
――本ドラマから佐藤さんを知った方がいたら、「こんなほっこりした好青年なんだ」と思われそうですよね。
確かに! 諒太から入ったら……そうなりますね(笑)。
――比率で言うと、ミュージカル『刀剣乱舞』や映画『HiGH&LOW THE WORST』など、派手な役をオファーされることが多い気もします。
そうだと思います。ヤンキーだったり、クールな役は自分にとってはすごくやりやすいんですよ。今回のような役は、本当に難しかったです。
――派手の対極にあるナチュラル、ということですもんね。
普通が一番難しいです。ナチュラルな演技が得意な人は、本当に才能があるんだなと思っています。阿部サダヲさんとか、本当にすごいと思いますし。こういうナチュラルな役に関して、もっとたくさん勉強していきたいと思いました。なかなか巡り合わないので、オファー、待ってます(笑)!
――劇中では部活の仲間とリモートでつなぐシーンもありました。佐藤さんも普段リモートを使いますか?
プライベートで、ということですよね? 過去2回ぐらいリモート飲みをやったことがあるんですけど、俺はハマらなかったなあ……。会話って、クロストークが面白いじゃないですか。けど、リモートはバッティングしちゃいけないから、誰かがしゃべったらまず黙らないといけない。それで1個ギアが下がる。
――「今は聞いている順番か……」みたいな。
そうなんです! 例えば、一生懸命面白いエピソードをしゃべるとするじゃないですか。で、シーンとして「ウケなかったな……」と思っていたら、3秒ぐらいたってから「あはははは!」と笑われたりして。「あー、ウケてたんだ」と後で気づく悲しさっていう(笑)。
リモートって、会議や部活でのミーティングでは、めっちゃいいと思うんです。そんな時差を感じさせないように、早く電波が6Gぐらいになってほしいです。
2022.04.06(水)
文=赤山恭子
撮影=山元茂樹
ヘアメイク=有藤萌(do:t)
スタイリスト=吉田ナオキ