『おいハンサム!!』にエリート会社員として出演中

 美しい顔立ちや風采をたたえる「ハンサム」という言葉は、どことなく昭和のムードを感じさせ、ちょっと懐かしい響きでもある。

 そんな「ハンサム」をタイトルに据えたドラマ『おいハンサム!!』にて、伊藤家の三女・美香(武田玲奈)の前に突如現れる白馬の王子様として出演しているのが、俳優の高杉真宙さん。

 高杉さん演じる大倉学は、いわゆるエリート会社員。学は合コンで美香に一目惚れされ、デートをしていくのだが……何だかわけありの雰囲気を持つ。

 学を愛しながら楽しんで演じているという高杉さんに、役や作品のことに始まり、気になる高杉さんのプライベート――小銭貯金で高杉さんが買ったちょっといいもの――などなど、近況報告も併せて聞いた。

「おモテになりそうな感じが出ればいいな、と(笑)」

――高杉さんが東海テレビ制作のドラマに出演されるのは、2015年に主演を務めた『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』以来、約7年ぶりです。出演が決まったときは、どのようなお気持ちでしたか?

 めちゃくちゃ嬉しかったです。僕の経験の中で、今でもすごく印象に残っている作品なんです。これまで様々な作品に参加させていただきましたが、中でも濃く残っている作品のひとつで。

 じつは、つい先日、片付けをしていたら『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』の台本が出てきたので、当時皆さんからいただいた手紙とかも一緒に見返して「懐かしいなぁ」と感じていたところだったんです。その矢先に今回のお話だったので、すごくご縁を感じました。

 今回は自分の成長できている姿を少しでも見せられたらいいな、とも思っています。

――高杉さんが演じるのは、エリートサラリーマンの大倉学です。どんなキャラクターなんでしょうか?

 すごく爽やかで、微笑みの多いキャラクターです。何というか……おモテになりそうな感じが出ればいいな、と思いながらやっています(笑)。

 ただ、学はそれだけでなく、ちょっと意外なニュアンスも入っていたりするので、見ている皆さんに「あ、学はこういう人なのかな?」と細かく想像してもらえたら嬉しいです!

――演じているときのこだわりはありますか?

 微笑むときに、あまり目をはっきり開けないようにしています。半目みたいな感じなんですけど。

2022.01.22(土)
文=赤山恭子
撮影=橋本篤
ヘアメイク=堤紗也香
スタイリスト=荒木大輔