何だか突然、無性に深夜に食べたくなる。……の筆頭株と言えば、インスタントラーメンだろう。
小鍋に湯を沸かし、麺や具材を入れ適度に煮つめ、出来立てを食べる瞬間はまさに至福のひととき!
そんなインスタントラーメンをこよなく愛するキャラクターたちによるグルメドラマ「シェアするラ!インスタントラーメン部はじめました。」が、2022年4月7日(木)よりBS-TBSにて放送スタートする。
主人公は、インスタントラーメンアレンジ部部長の諒太。駆け出しのWEBライターとして仕事をバリバリ頑張りつつ、家ではアレンジ部の面々とオンラインでつなぎ“映える”インスタントラーメンのアレンジレシピを研究する。
劇中では様々なアレンジラーメンが登場、深夜にあなたの胃袋を刺激してしまうはず。
本ドラマで諒太を生き生きと演じた佐藤流司さんに、キャラクターへのこだわりや普段作る手料理のこと、さらにはそれらをアップするSNSへのこだわりまで、幅広くインタビューした。
「抽象的な言い方だけど、諒太はO型のイメージ」
――インスタントラーメンアレンジ部、部長の諒太を演じています。ラーメン愛は強いものの、とても穏やかなキャラクターという印象を受けました。
抽象的な言い方になってしまうんですけど、諒太はO型だな、というイメージでやっていました。俺のO型のイメージは、人の話を聞けて、癒やし効果もあって、あまり波風立てない感じの人。諒太はそんな人物で、感情が激しく動くようなことも少ない感じに捉えていました。
確か……キャラクターの裏設定では、「葵(妹)が急に転がり込んできて、一緒に住んで面倒を見ている」とあったんです。ひとり暮らしの家に妹を住まわせて、さらには料理を作ってあげていますから、かなり面倒見がいい感じなんだろうな、と。
――裏設定については、監督から事前に共有があったんですか?
そうですね。衣装合わせのときに、「諒太の部屋のスリッパ、どうします?」という話のときに、転がり込んできたから別の種類がいいのか、おそろいのものを買ってきた設定がいいのか、とかいろいろ話したりして。
――そういう場面では、佐藤さんからもアイデアを出すんですか?
いえ、その辺はもうお任せしました。例えば、シリーズものだとキャラクターをわかっているので、「衣装的にこっちじゃないですか?」と意見を出すようなときもあります。けど、「はじめまして」の現場では、まだ自分自身もキャラクターをつかめていなかったりするので、逆にその衣装や小道具からインスピレーションを得ることも多いんです。
2022.04.06(水)
文=赤山恭子
撮影=山元茂樹
ヘアメイク=有藤萌(do:t)
スタイリスト=吉田ナオキ