300種以上あるイチゴの中でも厳選された2種

 掛け合わせしやすいイチゴは毎年新しい品種が登場し、常に進化し続けています。その数は300種以上と言われています。

 千疋屋総本店ではギフトとしてイチゴを選ぶお客様も多いことから、形のきれいなイチゴを選ぶのが基本。また甘みや酸味のバランスも重要視しています。現在、販売されているのはきらぴ香と晴苺の厳選された2種(入荷状況により店頭に並ぶ苺の品種は異なります)。

 2017年に品種登録されたきらぴ香は静岡県オリジナルイチゴ。果実は大きめで、フルーティーな香りに品の良い甘みとみずみずしいなめらかな口当たりが特徴です。

 晴苺は濃厚な甘みとバランスの良い酸味で、しっかりとした食べ応えを感じることができます。

ヘタまで赤いものを選び、なるべく早めに食べて

 イチゴの選び方のポイントはヘタの部分までしっかりと色づいているということ。

 追熟することのないイチゴは、購入したらなるべく早めに食べるのがおすすめです。どうしても早く食べられない場合は、冷蔵庫で乾かないようにラップなどで蓋をして保存しておきましょう。

 食べる時の注意点はあまり水でごしごしと洗わないこと。農薬がついているわけではなく、イチゴは水に弱いというのが理由です。

 手軽にそのまま食べることができるイチゴ。贈り物としてはもちろん良いですが、せっかくなら自分でもその味わいを楽しみたいところ。春の訪れを感じながら、ご褒美として購入してみるのはいかがでしょうか?

【千疋屋総本店】

所在地 東京都中央区日本橋室町2-1-2 日本橋三井タワー内
営業時間 1階 メインストアカフェ 10:00~18:00
     2階 フルーツパーラー レストラン 11:00~21:00
定休日 不定休
※1階 Caffe di FESTA、2階 フルーツパーラー、WINE&DINING DE`METERと営業時間が異なります。詳しくは、各店舗紹介ページでご確認下さい。
https://www.sembikiya.co.jp/

Column

季節のフルーツ便り

先進国の中で、果物消費量が最低基準と言われている日本。欧米諸国の3分の1程度とも言われているほど低い水準なのだとか。四季折々の景色を楽しむように、その月ごとに旬を迎える果物を楽しんでほしい。そんな思いを込めて、果物の恵みで私たちの生活を豊かにしてくれる千疋屋総本店で提供されている旬のフルーツをご紹介します。

2022.01.25(火)
文=渡里友子
写真=釜谷洋史