海で遊んだあとは、のんびりと南伊豆探訪
ベテランにおすすめしたいのは、ドロップオフ周辺。透明度が高く、ソフトコーラルで色鮮やかな水中で、カンパチやウミガメなどの大物と出会えるかも。浜近くでは磯遊びを小さな子供から楽しめます。
ヒリゾ浜は海水浴場というより、スノーケリングスポット。夏は海水浴客も半分くらいを占めますが、秋はウェットスーツにマスクやフィンの3点セットを抱えたスノーケラーの姿が多いです。
ヒリゾ浜渡し(7月第1週土曜日~9月末の最終の日曜日 ※年ごとに多少流動あり)は、今はお休みの期間中。この間に海には人が入ることなくゆっくり休んで、来る夏にまた美しい景色を見せてくれるでしょう。
ヒリゾ浜へ行ったついでに、以前、波勝崎(#200)でご紹介したビーガン料理のケータリング屋さんnaocacoanのナオカさんの畑に立ち寄ってみました。
お弁当を包むウコンやバナナが植えられた畑に、アヒルのラッパーちゃんやヤギのハイジ、「コケコッコー」と叫ぶ茶色のニワトリのチャーロイが遊びに来てくれました。
ナオカさんの友人の木工「工房IZU*IRO」の二川亜紀子さんにお会いする機会も。やさしい風合いの、曲線が美しいカトラリーや器が特徴。コーヒーメジャースプーンが人気だそう。
下田から車で約30分の南伊豆には、美しい風景の中にのんびりとした時間が流れています。
ヒリゾ浜
●アクセス 伊豆急行線 伊豆急下田駅から車で約35~45分で中木へ。中木からのヒリゾ浜渡しは7月第1土曜~9月末の最終日曜に運航(※年により多少流動あり、予約不要)、所要時間約5分弱。
●ヒリゾ浜渡し受付
電話番号 0558-65-1050(運航期間のみ)
http://www.nakagi.jp/hirizo/
●おすすめステイ先 民宿 殿羽根
電話番号 0558-65-0797
https://nakagi.jp/2017/10/07/donbane/
Column
古関千恵子の世界極楽ビーチ百景
一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!
2021.12.18(土)
文・撮影=古関千恵子