イタリアに訪れている気分で美食の数々を堪能

 東京オリンピックで聖火リレートーチのデザインを手掛けた吉岡徳仁氏が、Glasitaliaのためにデザインしたテーブル。そして、Jacopo Fogginiがカーサ イタリアのために開発した特別カラーのEdraのGildaチェアー。見た目に反して座りごこちは抜群でした。

 席につくと真っ先に目に飛び込んできたのは、ランチョンマット。古くなった着物の生地を再利用するため樹脂とともに固めたものだそう。思わず、自宅用に買って帰りたい! と声をあげたくなるほどかわいらしいデザインでした。

 そして、テーブルに飾られたのは日本の伝統的な花々。細かいところに、おもてなしの心を感じます。

 インテリアの説明をしていただいた後、いよいよランチにお招きいただきました。

 食事はブッフェ式で、前菜→パスタ→メイン→デザートと、提供されました。

 ブッフェ台のサイドにはオリーブオイルとバルサミコ酢やパルミジャーノレッジャーノがおかれていて、イタリアのレストランのよう! イタリアに旅行にきたような気分であがります!

 カーサイタリア内では、いたるところでオリンピックの競技が放映されているので、滞在者はおのおののペースでゆっくり観戦することができます。

 イタリアの公式ユニフォームを手掛けたエンポリオ・アルマーニもブースを設置していました。公式ユニフォームは、背面に「ITALIA」と縦書きされた配置デザインで、とても印象的でした。欲しくなり思わずネットで検索。

 笑顔のホストたちが「ボンジョルノ!」と陽気に声をかけてくれて、気分は最高に盛り上がりました。

 食事中の話題は男子100メートルで金メダルをとったラモントマルチェル・ヤコブスの偉業を称えあい、笑顔があふれます。

 編集部員が滞在したのは数時間でしたが、本当にあっという間で、カーサ イタリアを離れがたい気持ちになりました。

 歓迎してくれたカーサ イタリアの皆さんに「グラッツェ」と心をこめてお礼をいいました。

Column

エディターズアクト

話題の新サービスや気になるスポット、ヒット中のアイテム……実際のところどうなの? 好奇心旺盛なCREA編集部員がリアルに体験してみました。

 

2021.08.17(火)
文=CREA編集部