ナイトキャップ、寝酒は禁物。眠りが浅くなります。
夜、ベッドに入る前の1杯のアルコール。気分もリラックスして良く寝られそうだけれど……。
「ナイトキャップ、寝酒はいけませんね。不眠のために寝酒するのでしたら、睡眠薬を使った方がいいと思います」と浜中聡子先生。
アルコールには中枢神経を抑制する作用があり、適度に飲酒すると確かに寝つきはよくなってぐっすり眠れるように感じる。
だが、その後肝臓でアルコールが代謝されると、眠りが浅くなり、夜中に目が覚める、ぐっすり眠れない、夢をよく見る、朝すっきり目覚められないなどといった症状が起きやすくなる。
寝つきが悪いなどと悩んでいる人は、まず生活のリズムを整えるようにしよう。
朝は太陽の光をしっかり浴びて、日中は活動量を増やすこと。そして食事も規則正しく摂って、ナイトキャップに頼らずに深い眠りにつきたい。
健康寿命を美しく重ねるための
知っておきたい体のことQ&A
2021.05.20(木)
文=嵯峨佳生子
イラスト=マスダアキ
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