サプリメントはあくまでも補助食品と考えよう
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例えば、美容のために大切なビタミンC。
コラーゲンの生成を促進したり、メラニン色素の合成を抑えるなど美肌づくりには欠かせない。ほかにも活性酸素の除去、抗ストレスホルモンの合成、神経伝達物質の合成など、さまざまな働きを持っている。
ビタミンCのような栄養素は、サプリメントと果物、どちらから摂取するのがよいのだろうか。
「サプリメントはあくまでも補助するためのもの。体に必要な栄養素は食べ物から摂るのが基本です」と浜中聡子先生。
ビタミンCを多く含む果物は、ゆず、キウイフルーツ、柿、すだち、レモン、いちご、ネーブルオレンジなど。また、菜花やブロッコリー、ピーマンなどの野菜にも豊富に含まれている。
ビタミンCは摂取後2~3時間で排泄されるので、毎食摂取した方がベター。光や熱に弱いので、果物は新鮮なものを購入して早めに食べきるように。
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健康寿命を美しく重ねるための
知っておきたい体のことQ&A
2021.05.15(土)
文=嵯峨佳生子
イラスト=マスダアキ