夢は浅い眠り、レム睡眠の時に見るもの

 睡眠には、深い眠りである「ノンレム睡眠」と浅い眠りである「レム睡眠」の質の異なる睡眠がある。

 夢はこのレム睡眠の時に見ているので、当然眠りも浅くなっている。

 このレム睡眠の時に起きるようにすると、寝起きもよくすっきり目覚められる。

 逆にノンレム睡眠の時に起こされると、寝起きが悪くなるという。

 「このふたつの睡眠のサイクルは60~90分くらいの人が多いですが、もっと長い人もいます。最近では、レム睡眠を感知してアラームを鳴らしたり、睡眠時間や中途覚醒をデータ化できたりするアプリがいろいろ登場しています。これらのアプリで自身の睡眠のサイクルを調べてみるのも面白いかもしれません」と浜中聡子先生。

 自分の睡眠周期が分かれば、すっきり目覚められるということ。快適な1日の始まりのためにも、調べてみるのも良いかもしれません。

浜中聡子(はまなか さとこ)

北里大学医学部卒業、北里大学大学院医療系研究科 臨床医科学群精神科学修了。北里大学東病院精神神経科、北里大学病院救急救命センター、亀田総合病院精神科勤務を経て、2009年AACクリニック銀座院長。’17年よりクレアージュ東京エイジングケアクリニック (Dクリニック東京 ウィメンズ)院長。心身両面からのケアでウェルエイジングを提唱。