買い物時間を減らして、家にいる時間を楽しむ
さて、いくら二人三脚でがんばっても忙しい毎日のなか、高沖さんが工夫していることはなんだろう。
一番削減している時間は買い物時間。ほぼすべての買い物はネットですませている。高沖さんが特に便利だと感じているのは、アマゾンの「定期おトク便」。おむつ、おしりふき、ティッシュ、トイレットペーパー、猫の餌など、普段定期的に必ず使うものに利用、買い忘れの心配もない。「Amazonファミリー」に登録をしておけば、おむつなどはいつもの価格の15％引きとなる。
この他、食料品はオイシックスの定期便。洋服も子どものものはすべて、自身のものも半分はネットで購入し、買い物時間や重い荷物を持つ負担を軽減している。その分なるべく子どもたちとじゃれあう時間を大切にしたいと高沖さんは感じている。
明日までに仕上げなければ！ 細かい手仕事も増田さんはお手の物
現在高沖さんは、深夜まで仕事をするような働き方は避けている。6時退社を心がけ、二人で子どものお迎えに行く。家族4人で家に帰ってからは、ご飯を作る増田さんの横で洗濯物をたたみながら子どもと遊ぶなど、二人で協力し合いながら仕事と家事のバランスを上手にとっている。
落ち込んだり、イライラしたときの処方箋。子どもたちの画像をまとめて作ったフォトブックをみると、落ち着く
夫婦は、別個の人格。考え方も違えば、もののやり方も違う。違うやり方や考え方を「そういうやり方もあるんだね」と認め、おもしろがったり感心するところから二人の歯車は合っていくのだろう。高沖さんと増田さんは、全くちがう個性をリスペクトと信頼という糸で繋いで、丁寧に家庭を作っている。その気配りや思いやり、心意気は、会社の社員、ユーザー、クライアント、ひいては社会に少しずつ力を与え始めているようである。
Column
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2013.04.18(木)
text&photographs:HITOMINA
