旨み凝縮! なディップで 旬の野菜をモリモリと

「あじの開きのディップサラダ」のレシピ

 現地では、ナムプリック・プラートゥーと呼ばれる魚のディップ。

 あじに似た魚を焼いて、ほぐし身にし、薬味や調味料と混ぜてディップに。合わせる野菜は自由自在、栄養バランス満点なケール、疲労回復が期待できる空豆、咳や痰に効くたけのこなどとも相性よし。

 クセになるコクで、不思議なほど野菜が食べられる。

■材料(つくりやすい分量)

・あじの開き 1枚
・季節の生野菜(ケール、かぶ、紅芯大根など) 各適量
・季節のゆで野菜(春キャベツ、たけのこ、空豆、アンチョビ菜、ロマネスコなど) 各適量
[A]
・青唐辛子(プリッキーヌー) 4本
・にんにく 2片
・ホムデン 4個
[B]
・ナンプラー 大さじ1
・ライム汁 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・塩 少々
・熱湯 大さじ2~3

■つくり方

(1) [A]はそれぞれ魚焼きグリルなどに皮ごと入れ、表面が黒くなり、やわらかくなるまでローストする。にんにくとホムデンは皮をむく。あじの開きも火が通るまで焼く。

(2) [A]はざく切りにする。あじは骨を取り除く。

(3) クロックヒン(タイの石臼)に(2)を入れ、ペースト状になるまでつぶす。クロックヒンがなければ包丁で細かく切り、すり鉢でする。よく混ぜた[B]で味と濃度をととのえる。

(4) 器に食べやすく切った野菜類を並べ、(3)をつけながらいただく。

●教えてくれたのは……
みもっとさん

タイ滞在時に料理を学び、帰国後2012年より、おいしみ研究家・みもっととして活動をスタート。料理教室やケータリングが評判を呼び、2019年6月には、お箸でいただくタイ料理レストラン「みもっと」を目黒にオープン。

春のゆる養生、指南 季節の野菜を食べる!

2021.03.06(土)
Text=Noriko Tanaka
Photographs=Aya Sunahara
Styling=Mariko Nakazato
Cooperation=AWABEES、UTUWA

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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