PさんのFOOD TOPICS

もうもう煙を浴びながら鳥を焼く

 鶏つながりで失礼します。仕事で大分に行った際、昼時を過ぎても、なかなかちょうどいい食堂が見つからず、鉄輪温泉近くになって、やっと見つけたのが、この〈地鶏の店ひでさん〉。

 地獄に仏とはこのこと。店に入った途端、暖簾をしまうというグッドタイミング。炭火で焼いて自家製ぽん酢につけて、ご飯と一緒に食らう。食べるんじゃない、食らうのだ。

 眼下に海を望む絶好のロケーション。これから入る蒸し風呂に思いを馳せつつ腹ごしらえ。あー、ええもん食った。

●紹介してくれたのは……
渡辺P紀子(わたなべPみちこ)さん

食中心のライター&編集者。常に気分は「家政婦は見た!」。人が見ていないところを“のぞき見”的に取材したいタチ。でもホントは、取材だけして原稿を書かなくて済むならどんなに幸せかと、いつも夢見ている。「それは仕事ではない」と人には言われるが。

Column

今月のおいしいもの「よかったら、行ってみて」

ホフディランのボーカルにしてうまいものに精通する小宮山雄飛さん、お肉博士ふぉーりんでぶはっしーさん、食中心のライター兼編集者渡辺P紀子さんの持ち回りで、おいしいものを紹介してくれます。

2021.01.07(木)
Text=Michiko P Watanabe
Photographs=Wataru Sato

CREA 2021年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈りものバイブル

CREA 2021年1月号

特別な一年に想いを伝える
贈りものバイブル

特別定価900円

思いもかけない日々となった2020年。いつもと違う毎日のなかで新しい習慣ともなんとか付き合ったり、戸惑うこともあったと思います。思い通りに会えない日々が続いても、贈りものという形で気持ちを届けたい――。誰もが頑張った一年と、新しい明日に贈る、感謝とご褒美、ときどきエール。いろいろな想いをギフトにして届けます。