お笑いコンビ 「ラランド」のサーヤさんは、SNSで“美容垢”を開設するほど美容好き愛するコスメからカルチャーまでポジティブなマインドの秘訣を深掘り!


大好きな美容やカルチャーでマインドをコントロールする

 笑い芸人と会社員という二足のわらじスタイルで注目を集めている、お笑いコンビ「ラランド」のサーヤさん。芸人として忙しく活動しながら、平日は新卒で就職したPR会社でも働いていたが、つい最近、そんなライフスタイルに変化があったという。

「さすがに両立が難しくなってしまったので、裁量労働制のIT企業に転職しました。朝は自宅でそっちの仕事を片付けてから、芸人の仕事に出かけています」

 美容に興味を持ったのは、PR会社で美容系のクライアントを担当したことがきっかけだった。

「仕事のために勉強しつつ自分のお給料であれこれ買っているうちに、大好きになりました。特にスキンケア系のアイテムは、買う前にめちゃめちゃ調べます。コロナを機に会食が減った分、ますますコスメにお金を割いていますね」

 彼女にとっての美容とは、音楽と一緒で、自分のテンションを上げてくれるもの。ネガティブな気分に陥ったときも、自分自身を楽しませることでマインドをポジティブに保っている。

「美しいと思うのは、自分の魅せ方をわかっていて、それを楽しんでいる人。『細くて色白』のような世間が決めた美しさではなく、自分なりの個性が100%出ている人が格好いい。渡辺直美さんとか、まさにそうですよね」

 サーヤさんのSNSからは、“芸人”という肩書きにとらわれず、メイクやファッションを楽しんでいる様子が伝わってくる。

「女芸人が美容やファッションについて語るとあれこれ言われることもありますが、枠に縛られるほうが逆に恥ずかしいかなって。だから私は気にせずに、どんどんさらけ出すようにしています」

2020.11.19(木)
Text=Takako Sunaga
Photographs=moron_non

CREA 2020年11・12月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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揺らがない自分でいるための習慣&コスメ
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定価820円

様々な業界で活躍する人たちの人生を支えてきた習慣とは? 大切にしている美の価値観とは? 時に悩みながらも、美容を通して“自分らしさ”に真摯に向き合ってきた“あの人”に取材。そこから見えてきたのは、揺らがない自分でいるための美容でした。