2020年10月7日(水)発売のCREA11・12月合併号「きれいな人がしてること。」特集に登場してくれた、人気お笑いコンビ「ラランド」のサーヤさん。今回は特集の番外篇として、美容と同じくサーヤさんの生活に欠かせない「HIP HOP」をクローズアップします。
テンションが上がるリリックの話や、HIP HOPのマインドに強く共感する理由、さらにはそんなマインドを携えながらサバイブしている今のお笑い業界について。
「芸人なんだからこういう仕事は恥ずかしい」「女芸人はこんな風に笑いを取らなきゃダメ」。
振りかざされる古めかしい既成概念に対し、アップデートした価値観で颯爽と立ち向かう、サーヤさんの強くてしなやかな人間性に迫りました。
精神が荒れてるときは悪い人のラップを聴きます(笑)
――今回の美容特集で、大切にしている美容習慣のひとつとして「HIP HOPのマインドを取り入れる」とお答えいただきました。HIP HOPは以前からお好きだったのでしょうか。
大学時代からラップが好きで、dodoさん、JJJさん、KID FRESINOさん、Fla$hBackSさんとかを中心に聴いていました。PUNPEEさんや5lackさんも。悪すぎないラッパーというか、カルチャー寄りのラッパーが多いです。
でも、精神が荒れてるときは、舐達麻さんとか、悪い人のラップが一番いいですね(笑)。メイクと同じく、そのときの気分に合わせて聴く音楽も変えるようにしています。
――かなりいろいろ聴かれているようですが、新しいアーティストはどうやって開拓しているのでしょうか。
普段は、サブスクで目に入ったものを聴いたりもしますし、YouTubeが多いですね。YouTubeのおすすめ機能が本当にすごくて(笑)。自分の好みのPVがバーっと出てくるので、そこから発掘しています。
――相方のニシダさんもHIP HOPに詳しいとお聞きしました。
ニシダもHIP HOPが好きですね。アメリカのLogicっていうラッパーは彼に教えてもらいました。お互い情報交換もよくしています。
2020.10.06(火)
文=CREA編集部
撮影=もろんのん