お笑い芸人へのリスペクトを表明してきた斎藤工と、孤高のピン芸人・永野。

 ふたりは、永野が口にした何気ないアイデアを元に1本の映画を作り上げた。

 お互いの才能を認め合い刺激し合う、異色コンビの関係性とは?

 CREA WEBでは、CREA11月号掲載中のインタビューの一部と、CREA読者に向けたコメント動画+撮影のメイキングムービーを大公開!


写真撮影での永野は
”ほぼ口健太郎”?

 CREA2016年9月号の「いい男」特集号(表紙は坂口健太郎さん)を見ながら、「なぜここに永野さんが載っていないんでしょうね」と斎藤 工さんが水を向けると、息の合った掛け合いがスタートした。

永野 (今回の写真撮影で)坂口さんみたいな表情がしたかった。

斎藤 ほぼ坂口健太郎さんですよ。

永野 ほぼ口健太郎です。

斎藤 ほぼ口(笑)。

永野 もしくは(坂口さんの)弟のふりをして坂口健二郎で。

斎藤 地方の営業で、鹿児島の美人アナウンサーになんて呼ばれたんでしたっけ?

永野 「遅咲きキモ芸人永野~!」って紹介されて。

斎藤 小走りでステージに。

永野 すっごい注目されました。

斎藤 「遅咲きキモ芸人!?」(笑)

永野 映画『MANRIKI』のアイデアが出た翌日の出来事です。

2019.10.21(月)
Text=Takako Sunaga
Photographs=Go Tanabe
Styling=Rikiya Kawada〈Saitoh〉
Hair & Make-up=Shuji Akatsuka〈Saitoh〉

CREA 2019年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

今、気になるいい男。

CREA 2019年11月号

仲の良さにこころときめく
今、気になるいい男。

定価820円

楽しそうにしている“彼ら”を見て、なぜだか幸せな気持ちになったことありませんか? ときに心掴まれ、ときに憧れを抱かずにはいられない。そんな関係性を誰かと築いている「いい男」たちが集ったこの1冊。さあページをめくって、横からそっと覗いてみては。表紙を飾る東方神起のスペシャルインタビューも必見です!