永野は
ラスボス的な存在
斎藤 そもそもの出会いは6年前、僕がMCをしていたTBSの演芸バラエティ番組です。
翌年、僕が撮ったあばれる君主演の短篇映画『バランサー』にラスボス的な役で出ていただいたのが、一緒にものを作ることの始まりでした。
永野 全然売れてなかったのに、ラスボス役で呼んでくれて嬉しかった。
でも、「したまちコメディ映画祭」で上映された時の「ラスボス誰?」「誰かの息子?」みたいな不穏な空気が忘れられない。
斎藤 でも、当時から芸人さんの中では超レジェンドでしたよ。
永野 その後、ラジオ「TAKUMIZM」にも呼んでもらって。
斎藤 一方的なファンなので。永野さんは僕がやっている移動映画館「シネマバード」にほぼ毎回参加してくれて、上映前に子ども達を笑わせてくれています。
ただ飲みに行くというコミュニケーションよりも、何かをする時に定期的に力を貸してもらう関係です。
2019.10.21(月)
Text=Takako Sunaga
Photographs=Go Tanabe
Styling=Rikiya Kawada〈Saitoh〉
Hair & Make-up=Shuji Akatsuka〈Saitoh〉