好きなことを恥ずかしげもなくやっていく
――そんな学生生活を経て、いざ社会に出てみたらどうでしたか?
だからテレビの世界に来たら、「そんなこと、今の時代にまだ言うんだ!」ってびっくりすることがいっぱいありますね(笑)。
今回の美容特集の取材のように、例えばコスメについて女芸人が語るのも、ちょっと前までは「女芸人が何を女出してんねん」とか言ってくるような人が多かったんです。
でも、最近はそういう風潮も少しずつ変わってきたから、私は好きなことを恥ずかしげもなくやっていこうって決めてます。
まわりを見ると、肩書きに苦しめられている人が多いけれど、「自分は芸人だからこういうことをやるのはダサい」とかそんな風に考えるよりは、自分に合うことをどんどんやっていったほうがいい。
そもそも誰からも制限をかけられたくなくて、「自分たちでやる」という立場を選び、フリーの芸人として活動しているので、枠にとらわれないマインドを持っていた方が、今後もいろいろなことに挑戦していけるんじゃないかと思います。
サーヤ
1995年生まれ、東京都出身。上智大学在学中に同級生のニシダと漫才コンビ「ラランド」を結成。フリーの芸人として「M-1グランプリ2019」で準決勝に進出し話題に。YouTubeチャンネル「ララチューン」、ラジオ番組「ラランドの声溜めラジオ」「女帝」(GERA放送局)を配信中。初の地上波ラジオ冠番組「ラランド・ツキの兎」(TBSラジオ)もスタート。
2020.10.06(火)
文=CREA編集部
撮影=もろんのん