くるみや黒ゴマ、栗なども薬膳おやつに!

 「腎」を養いアンチエイジングに繋がる食材は、黒い食材以外にも色々ありますが、手軽に取り入れるなら、くるみや栗などもおすすめ。肌に潤いを与えて、つやのある美肌も目指せます。

 くるみは毎日コンスタントに取り入れたいので、ここでご紹介する黒糖がけなどもちょっと多めに作って、ちょこちょこ食べるのもいいでしょう。

 栗は中国では昔から滋養強壮にもよいとされる食材。煮物、炒め物、スープなどの料理にもよく使われます。シーズン以外には甘栗を使うと便利。常備して、薬膳おやつのほか、料理にも取り入れたいものです。

 キッチンに常備して使いたい「黒食材」の代表格が黒ゴマ。黒ゴマは老化によるパワー不足を補い、肌や髪の衰えをストップさせる食材です。こまめにふりかけて、料理やおやつの「若返り化」をはかりましょう。

 コンビニやスーパーの売り場に並ぶスイーツの中にも、ちょい足しすれば「薬膳おやつ」化できるものがあります。美味しくて、アンチエイジングにも繋がる一石二鳥の「薬膳おやつタイム」を楽しんでくださいね。

◆くるみの黒糖がけのレシピ

材料
・くるみ:50g
・黒糖:100g
・水:大さじ1

作り方
(1) 小さめのフライパンに黒糖、水を入れて煮立たせて、弱火にする。

(2) 黒糖にとろみがついてきたら、くるみを入れてからめる。

(3) パラパラしてきたら、クッキングシートを敷いたバットに取り出して冷ます。

★アンチエイジング食材

くるみ、黒糖

◆黒わらびもち

材料
・わらびもち:1パック
・甘栗、黒ゴマ:各適量

作り方
わらびもちに刻んだ甘栗、黒ゴマをふりかける。
※市販のわらびもち(黒蜜入り)を使うと便利。わらびもちに黒蜜が添付されている場合は黒蜜をかけてから、甘栗、黒ゴマをふりかける。

★アンチエイジング食材

黒蜜、甘栗、黒ゴマ

池田陽子(いけだようこ)

薬膳アテンダント、食ジャーナリスト、全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。宮崎県生まれ、大阪府育ち。立教大学卒業後、広告代理店を経て出版社で女性誌、航空会社にて機内誌などの編集を手掛けたのち、国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)に入学して国際中医薬膳師資格を取得。ふだんの暮らしの中で手軽に取り入れられる「ゆる薬膳。」の提案を執筆やセミナーなどを通して行う。また、日本各地の食材を薬膳的観点から紹介する食ジャーナリストとしての執筆活動も行う。『ゆる薬膳。365日』(JTBパブリッシング)など著書多数。
Webサイト http://www.yuruyakuzen.com/