薬膳アテンダントの池田陽子さんが提唱する「ゆる薬膳。」。
中医学(中国の伝統医学)では昔から「食事で体調を整える」という考え方があり、日々の食事に体調、体質&季節に合わせた食材を取り入れることで、身体の不調を改善できるとされています。
薬膳を実践し始めてから、1か月の化粧品代が10万円から3000円へと激減し、体重もマイナス5キロ、肩こり、むくみなどのトラブルも改善したという池田陽子さんが教えてくれる、あっという間にできる「秒速薬膳おやつ」を、3回にわたって紹介します!
白い食材が肺を潤し、しっとり美肌に!
第1回は、白い食材で美肌になる薬膳おやつ。
肌がなんだかカサカサ、粉吹き状態、シワも気になる……。みずみずしい肌をつくるためには身体の中から潤いをチャージすることが大切です。
薬膳において、しっとりとした潤い美肌の要になるのは、中医学(中国の伝統医学)で「肺」とよばれる臓器。肺は肌との関連が深く、肌に潤いを与えたり、表面をガードしたりすると考えられています。
よって、肺の働きが弱ると肌にその状態が現れて、肌が乾燥してカサついたり、シワができやすくなるのです。要は、肺が潤っていれば、肌も潤うということ!
肺に潤いを与えて、しっとりとした肌を目指すために取り入れたいのが「白い食材」。
牛乳、チーズ、ヨーグルトなどは、体内に水分をしっかりとチャージする作用があります。
また、杏仁豆腐の材料として使われる杏仁(あんずのタネ)は生薬としても使われ、肺に潤いを与え、乾燥肌の改善にも役立ちます。杏仁と牛乳で作られた杏仁豆腐はまさに「潤いスイーツ」!
手軽に使えるのが白ごま。こまめにふりかけて、料理やスイーツの「保湿化」をはかりましょう。
◆白ごま杏仁豆腐
材料
・杏仁豆腐(カップタイプ):1個
・白すりごま:適量
作り方
杏仁豆腐に白すりごまを適量ふる。
★潤い食材
杏仁豆腐、白ごま
2020.07.01(水)
文=池田陽子
撮影=佐藤 亘