台湾のおやつといえば、豆花。今も伝統的な味が愛され、同時に新しいタイプの豆花も誕生しています。
いずれにせよ台湾中の人に愛される、優しい優しい味です。
古き良き豆花を 手づくりで受け継ぐ
●古早味豆花
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「古早」とは“古き良き”という意味。
手づくりだからこそ大豆や気候によって微調整することができ、いつも同じようになめらかな口当たりの豆花になる。
「豆花はここでなくては」という客が多い、台北を代表する一店だ。
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つるんとまあるく盛りつけられるのは、なめらかだけれど崩れにくい独特の質感だから。
固めるときに豆乳を注ぐ速さで決まるという職人技だ。
気泡がなく、すっとした口どけはさすが老舗。


2020.04.21(火)
Photographs=Tamon Matsuzono
Coordination=Mari Katakura
Cooperation=Taiwan Tourism Bureau
CREA 2020年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。