豆のスープでファンの多い 雲南料理の名店

●人和園餐廳「ポルチーニと豚肉のスープ」

 「清廉な味のエンドウ豆のスープがこの店のシグニチャーですが、対極にあるポルチーニのスープも素晴らしい」と内田さんが推すのは、フランスから届くポルチーニと骨付き豚肉を煮込んだ濃厚なスープ。

 ポルチーニの独特な香りに台湾バジルも加わり、インパクトのある風味。

 きのこと豚肉の旨味がスープに溶け出し「ひと口含むごとに体に沁みわたります」。

 メニューも多く、野菜やきのこ料理が充実していて何を食べても美味。

人和園餐廳( レンフォユェンツァンティン)

所在地 台北市中山區錦州街16號
電話番号 02-2568-2587
営業時間 11:30~14:00、17:30~21:00
定休日 無休
カード不可

内田真美(うちだ まみ)さん

料理研究家。書籍や雑誌、広告などでレシピを提案。著書に『私的台北好味帖』(アノニマ・スタジオ)ほか。


ツレヅレハナコ(つれづれ はなこ)さん

食と酒と旅を愛する編集者。台湾食い倒れの旅に出ること多数。著書に『食いしん坊な台所』(河出文庫)ほか。


外処佳絵(とどころ よしえ)さん

アジア料理研究家。サロン式料理教室『PANDA KITCHEN』主宰。台湾渡航回数30回超の台湾通。


山脇りこ(やまわき りこ)さん

料理家。著書に『食べて笑って歩いて好きになる大人のごほうび台湾』(ぴあ)もある台湾通。


よしひろまさみちさん

映画ライター、編集者。旅好き&おいしいもの好きで、台湾に足繁く通う。最近は台中、台南にもハマり中。

※1台湾元=約3.6円
※時差=-1時間
※国番号=886
※夏季、年末年始、旧正月などの営業は各店にお問い合わせください。また、それ以外の営業時間や定休日なども、現地の状況に応じて変更の可能性があります。
※店舗・施設によっては税金・サービス税が加算される場合があります。
※ショップデータ内のクレジットカードの表記は、すべてのカードを使用できない場合のみ「カード不可」と記入しています。
※掲載のデータはすべて2020年3月26日現在のものです。

台湾ラバーが薦める
絶対のひと皿

2020.04.09(木)
Photographs=Wataru Sato
Coordination=TOP TAIWAN MEDIA FACTORY
Cooperation=Taiwan Tourism Bureau

CREA 2020年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

おいしい、台湾。

CREA 2020年5月号

その一口できっと笑顔
おいしい、台湾。

定価820円

台湾を訪れると、いつも地元の人のあたたかさ、おおらかさに心癒されます。その笑顔の秘密は、日々の豊かなごはんなのかも。あつあつの小籠包に滋味深いお粥や豆漿、心ときめくかき氷とふわふわの豆花。おいしいものは元気をくれる。そんな当たり前だけど大切なことを思い出させてくれる旅をご案内します。