#07 気分は女優!? シネマな時間のギャスタウン
ダウンタウン北東部に位置するギャスタウンは、バンクーバー発祥の地。開拓時代を彷彿とさせる煉瓦造りの建物と石畳の道を歩けば、タイムスリップした気分に。
街の名前は、1867年、お酒とおしゃべりが好きなイギリス人蒸気船船長、ギャシー(おしゃべり)・ジャック・デイトンに由来すると言われています。この地にホテル兼バーを開き、それが街の誕生へと繋がりました。
彼のキャラクターよろしく、ギャスタウンは今もブティックやアートギャラリーなどが立ち並ぶ、賑やかで素敵なエリア。何をすべきか迷うけれど、ここは街並みに合う過ごし方を重視。
今、もっとも多くのフーディーが集う注目のレストラン「ラバトア」。フレンチをベースにしたカナディアン料理が評判を呼び、予約は必須。クリームを乗せた生牡蛎や肉汁たっぷりの牛肉など、若きシェフ渾身のプレートが並びます。
でも料理の前に逃したくないのが、シグネチャーカクテル。アボカドカクテルなど訪れた日限りのワン・デイ・レシピによる美酒がどれも爽やか! ディナーの幕開けを華やかに演出してくれます。
そしておいしい食事を終えたら、お洒落な帽子なんていかが?
イタリアのトスカーナ地方、シエナに本店をかまえる「カッペレリア・ベルタッチ・ザ・イタリアン・ハンドクラフター」。3代目を継ぐ息子アディがギャスタウンにブティックをオープンしました。
カラフルでいて、どれもかぶるとよく馴染む。緩やかな優しいラインが品のいいシルエットを生み、顔周りを美しく包み込んでくれます。とにかくかぶりやすい。
おニューの帽子をかぶって、ギャスタウンへ繰り出してみては?
2020.02.26(水)
文・撮影=CREA WEB編集部
コーディネーター=長谷川和人