旅先で一番悩むのが「手土産」。でも日本国内に限らず、世界中にギフトは溢れています。フランスのパリは美食の街だけあって、素敵なものがたくさん!
気軽に行けるお店には、お財布にも優しく、大人買いしたくなるお菓子や調味料がずらり。現地在住のライター加納雪乃さんが、今回はデパートからセレクトしてくれました。
美食王国パリだから叶う
甘くて旨みたっぷりのプチギフト
フランスには、素敵なグルメがたくさんあります。そのおいしさを、日本で帰りを待つ家族や友人にも、ぜひおすそ分けしたいもの!
そんなときに狙うべきは、老舗百貨店「ル・プランタン」のメンズ館。
2018年、館内に誕生した「プランタン・デュ・グー」は、メイド・イン・フランスの選り抜き食材が約2,500種も揃うワンダーランドです。
そのなかでフランスの美味がダイレクトに伝わる手土産を5点、チョイスしました。
◆vol.01
Poire / Vanille grand cru Bora Bora
ANATRA
フランス人はコンフィチュール(ジャム)が大好き。
朝はバゲットをスライスし、バターとコンフィチュールをのせて頬張るのが定番です。
コンフィチュールの名門メゾンはたくさんあり、日本でも、赤地に白い水玉の布をかぶせた「クリスティーヌ・フェルベール」などは有名ですね。
クリスティーヌのものも大好きですが、ここ数年、すっかりはまっているのが「アナトラ」。
アトリエがあるのはコルシカ島。イタリアに近いこの島で豊富にとれるナチュラル栽培のフルーツを、風味を大切にしながらじっくりと煮込んでいます。
10種ほど食べたなかで、ダントツ気に入っているのが「洋梨とボラボラ(タヒチ)産ヴァニラのコンフィチュール」。
食感が残るようざっくりカットした洋梨に、ふんだんなヴァニラ。パンにのせてもいいですが、私はスプーンでパクパク、おやつとして頬張っています。
●私はここで買いました……
Printemps du Goût
(プランタン・デュ・グー)
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/printempsdugout-47093
2019.12.31(火)
文・撮影=加納雪乃