臭み皆無のレバーが
口の中ですっと溶ける

 塩もつ煮込みをつまみに、あらごしみかん酒を飲みながら待っていると、まずは1本目のもつ焼がテーブルに運ばれてきました。

 最初はお店自慢の豚“レバー”、こちらは塩でいただきます。

「わぁ、すごい肉厚で綺麗な焼きあがり! 見るからに美味しそうです。では、いただきます! えっ、これレバーですか? 全然臭みもないし、口の中ですっと溶けていくような感じ。私、レバーめちゃめちゃ好きで、よく食べるんですけど、ここのレバーは最強です!」(もなりさん)

「あははは。最強いただきました!(笑)」(康裕さん)

 2本目は“ハツ”。この串は豚のハツ(心臓)の中でも希少な一部を串にしたもので、ひとつのハツから、1本分しか取れないのだそう。

「醤油をつけてあるので、まずはそのまま食べてみてください。そのあとはお好みで、酢胡椒につけてみても美味しいです」(康裕さん)

「1本ずつ味付けを変えてくれるのが嬉しいですね。このハツは、なんだかハツの中でも高級品みたいな。印象としては、厚切りタンのもっと柔らかいやつ。クセもなくて食べやすい。酢胡椒をつけてみると、さっぱりして、だけどそんなに酸っぱいわけじゃなく、醤油の味が効いてて。これまた最強です!(笑)」(もなりさん)

2019.07.11(木)
文=宮内 健
撮影=丸尾和穂