どこまで大目に見るべきなのか?
3年目の浮気! 三丁目の夕日! 三度目の殺人!
ほとばしる勢いに任せて俺は、この曲名に類似する映画のタイトルを召喚し、泥酔しながらカラオケに行っては替え歌を調子よく歌っている。
♪三丁目の夕日ぐらい 大目にみろよ~
どういう意味か分かんないけど、三丁目の夕日ぐらいは大目に見てやろう。はい、次は?
♪三度目の殺人ぐらい 大目にみろよ~
ダメ、ゼッタイ! 両手をついてあやまったって 許してあげない!
さすがに三度目の殺人となると情状酌量の余地はない。これまでの我が国の判例に鑑みるに、確実に死刑である。ちゃんと「ジュリスト」とか読んどくように。
ところで、『ALWAYS 三丁目の夕日』の続篇のタイトルが『ALWAYS 続・三丁目の夕日』だった件に関してはみんなどう思ってる? これ、何だかちょっとおかしくないか?
……そんな風に思いながら、ウーロンハイ片手に「歌広場」新宿南口店の夜はふけていきます。
そしてまた話は逸れるが、黒沢博と同じ読みのタレントに、黒沢浩がいる。キャロライン洋子の兄だ。
キャロライン洋子といえば、現在のベッキーやローラの地位を先取りしたかのような、ハーフの美少女タレントの濫觴である。
その兄が、これまたものすごい美少年だったのである。
ほらな。
2019.03.28(木)
文・撮影=ヤング
写真=下井草 秀、文藝春秋