スリミングケアとインナーケア
そしてメイクを組み合わせて
少しだけ太ったり痩せたりするのは、同じ体重を維持するよりも、実は簡単だったりもする。甘いものを食べるか食べないか、それだけで調整できるし、炭水化物を抜くか抜かないか、それだけでコントロールできるから。こういう時、糖分はてきめんに体重に反映するからとても重宝である。
ただここで提案している、少しの体重増減も、相手に形としてしっかり見えなければ、何の意味もないわけで、プラス有意義なスリミングものを組み合わせることをおすすめしたい。
まずは、その日のうちに「痩せた?」と聞かせるための顔用のEMS、ヤーマン メディリフト。ともかく顔の下半分を引き締めるのが、見た目に最も早く痩せた印象を作りやすいので、つけたまま仕事もできるマスク型美容機器は、大変重宝。同様にその日のうちに「痩せた?」と言わせるテクニックとして、コントゥアリングメイクがあることも、覚えていてほしい。顔に光と影を加えることで目に見えるメリハリを作る今トレンドのメイク技だけれど、これが一瞬で小顔を作ってくれる。
クリニーク チャビー スティック スカルプティング コントゥールとハイライトは、ファンデーションの上からクレヨンのように塗れて、ひと塗りで自在に凹凸が作れる使い勝手のいいコンビ。ともかく常備しておくと、瞬時の顔痩せができて本当に便利。
さらに顔の下半分に加えて痩せて見える決め手は、顎。下顎から首筋にかけて余分な肉がついていないことを何より優先したいから、脂肪を取り除きつつ引き締めていくアプローチとして、ボディーケアながら緻密な働きかけでタイトケアしてくれるエピステーム タイトスキンセラムを。顎下の肉は落ちにくいので、これは常に日課として続けておくべきだろう。
同時に、ちょっと太りたい時も変わらず使っていてほしいのが腸内フローラへ働きかけるインナーケア。お通じをよくするだけでなく、痩せやすい腸内バランスに整えてくれるから、痩せたい時にすぐ痩せられる。
ともかくいつも輝いていたいなら、毎日会う人をもハッとさせるような存在感を持つこと。そのために体重を常にコントロールするって、ありかもしれない。ストレスを溜めずに幸せな女のキレイをキープするためにも!
齋藤 薫 (さいとう かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『“一生美人”力』(朝日新聞出版)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。近著に『されど“男”は愛おしい』(講談社)がある。
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2019.01.28(月)
文=齋藤 薫
撮影=釜谷洋史