[十分駅]
線路の両側に商店が連なる
十分老街
「十分」駅は、毎日ランタンを上げられる街として有名。沿線で一番乗降客の多い駅だ。
駅からすぐの「十分老街」は、驚くことに、線路を挟んで左右に露店や土産物屋の商店街が200メートルほど軒を連ねている。
台湾では、線路の両側に商店街が形成されているのはよくある風景だというが、ここまでの規模は珍しいのだとか。
十分の駅に降り立つと、ランタン業者が声をかけてくる。彼らの指導によって、ランタンに願い事を書いて、空に打ち上げてもらう。
ある業者に聞くと、「1回につき150元で打ち上げている」という(取材時1元=3.6円だったから、日本円で540円ほど)。
願い事を書いている人を見ていると、中に新婚旅行の二人がいて、お互いへの誓いをしたため、空に打ち上げていた。
なんてロマンチックなことだろう。家族や友人のために、願掛けができるのは幸せなことだ。
線路脇の店は、クレープ屋、マンゴージュース屋、焼手羽元屋、お土産屋など様々あり、ぶらぶら歩くとまるで縁日のようで楽しい。
十分老街は、多くの台湾人ミュージシャンがMVを撮影するフォトジェニックスポットなのだ。
ランタンを上げたり、ぶらぶら歩きがとっても楽しい。
十分老街(シーフェンラウジェー)
所在地 新北市平渓区十分街
電話番号 886-2-24951510
2018.10.12(金)
文・撮影=CREA WEB編集室