ウェルネス・キュイジーヌは
さすがの美味
![前菜のサラダもボリューミィで彩りもきれい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/2/-/img_d242fa783bef9f2053ca4b7992dcffc185279.jpg)
食事にはビーチ沿いのタイ・レストランと、インドア席&テラス席のあるインターナショナル料理のレストランがある。
プログラムによっては食事制限もあるのだが、指導に従うかはゲスト任せ。基本アルコールはNGだが、ワインとスパークリングワインを注文することはできる。
![写真奥は、タイ北部の麺料理「カオソーイ」に見立てた野菜の細切りカレースープ(140キロカロリー)。手前は、タンドリーチキンにレンズ豆とほうれん草を添えた一皿(177キロカロリー)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/-/img_12cf1ef1f9ef9e1c5005a25733fddb4c74470.jpg)
![ダイニング「エメラルド・ルーム」のインドア席。シックな雰囲気だ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/0/-/img_5036c18cef2ddcbb56d84ab5619f7421158937.jpg)
私は高タンパクの1日1,200キロカロリーの食事プランを守り、アルコールも我慢、食事はおいしいし、量もけっこうあるので辛いことはなかった。ただ塩気を抑えた味つけなので、運動後の食事としてはちょっと物足りない。
栄養コンサルテーションでそんな話をしたら、キッチンに話してくれて、塩気プラス。メニューによってはテーブルに塩を持ってきてくれることに(高血圧の人などはかないません)。
こんな即応。きめ細かいサービスはさすが。世界中からセレブが訪れる所以だ。
![シェフ・パイサーンは現在、ディレクター職。ウェルネスリゾートに必須のおいしいウェルネス・キュイジーヌのリーダーだ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/-/img_043fbecc7d26bb361d91e7e93071f4a7236981.jpg)
ちなみに食事に供される野菜はすべて、チバソムの菜園から採れるもの。チバソムには2つの菜園があって、山の滋味や海の潮風の恩恵を受けた野菜が採れる。
20年以上もチバソムの料理をくふうしてきたシェフ・パイサーンは、いまやスパ・キュイジーヌの指導者だ。
「僕はマンダリン オリエンタル バンコクで、フレンチをつくっていたんです。チバソムに初めてきたとき、バターは使っちゃいけない! って……一体どうなることやらと思いました。でもここでは、滋味深い素材がいくらでも手に入りますからね。それらの味を生かした料理をつくればイイと、すぐに方向転換できました」
![菜園の立派なキノコ。チバソムの菜園では、土壌をよくするための虫の飼育もしている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/2/-/img_32285ae37ef4fecd8f7b92a03e3d0557121413.jpg)
チバソムでは、2つの菜園でオーガニックにこだわっているだけでなく、地元ホアヒンのマングローブを育てる保護センターを設立。そのほか地元や国に還元するさまざまな事業を行っている。
2018.07.10(火)
文・撮影=大沢さつき