各種施設のスケールがケタ違い!
滞在したのは、紅海に面したオールインクルーシブリゾート「サンライズ・クリスタル・ベイ・リゾート」。シャルム・エル・シェイクやマルサ・アラームなど、紅海周辺のデスティネーションに展開しているリゾートグループの一員です。
緑に彩られたプールエリアを抱くように、エジプトのパレスのようなホテル棟を配置した造りになっています。数軒のレストランやスパ、各種マリンスポーツなど、施設の充実度は目を見張ります。
南部リゾートエリア内には、スケールの大きなスポットもいくつか。
水族館と動物園と博物館が合体したという「ハルガダ・グランド・アクアリウム」や、エジプト伝統のダンスと馬術を光と音で演出するファンタジアショーのスタジアム、35基もの迫力のウォータースライダーを数えるウォーターパークを併設したホテル群など、スケールがケタ違い。
不思議と南部リゾートエリアには、地元の暮らしが感じられない、新興リゾート地のにおいを感じるのです。7キロ続くプロムナードという通りには内壁を露出したまま建設途中で放置された建物も、ちらほら。
ためしに「いつからリゾート開発は始まったの?」と、現地ガイドに聞いてみると、「1960年代ですよ。でも、まだ完成していないのです」。5000年の歴史を誇るエジプトだからか、開発のスパンが長いのでしょうか。
2018.06.02(土)
文・撮影=古関千恵子