日本酒はセルフ熱燗も楽しめる!
「山形県の〈朝日町ワイン ロゼ辛口〉をお出ししようと思います。遅摘みのマスカットベーリーAっていう品種を使っていて、ロゼでもちょっと濃い色ですよね。これ、私が入社した時、一番最初に買ったワインなんです」(川崎さん)
「わーっ、ピンク! キラキラしてる! では、いただきます。うわっ、めちゃくちゃ美味しい! これで1杯250円って、安すぎないですか? お気に入りになったので、ボトルで買って帰りたいかも!」
ロゼワインに合うおつまみを、ということで40種類以上揃えている缶詰の中から、店長の猪股達哉さんが〈豚みそ燻製〉の缶詰を選んでくれました。
「ワインはお肉の切り口の色調に合わせるといいんですよ。牛肉だと赤ワイン、鶏肉だと白ワインといったように、豚肉はピンク色なので、意外とロゼとの相性がいいんです」(猪股さん)
「缶詰なのにお肉が柔らかい。店長の言った通り、味噌の甘さと燻製の香りがロゼとマッチして、すごく美味しいです!」
ロゼワインでさらに調子が上がってきたもなりさん。3杯目は初めてのセルフ熱燗に挑戦。
「福井のお酒、〈梵(ぼん) ときしらず〉をご用意しました。こちらは氷温で5年熟成したお酒で、古酒の分類になりますね。1杯目に呑んでいただいた日本酒のフルーティさに比べると、クラシックな日本酒らしい味ですね。温めると旨味が出てくるので、味のりが全然違うと思いますよ」(川崎さん)
「自分でつけたお燗、呑んでみますね。あ、美味しい! 熱燗にしたらどっしりと味が濃くなって。1杯目に呑んだサラッとした美味しさもいいけど、これも全然呑めちゃいます(笑)。それにしても、いろんなお酒が呑めるのは嬉しい!」
2018.05.09(水)
文=宮内 健
撮影=榎本麻美