天然プールはファミリーにおすすめ!
イナラハン天然プールでは、海に突き出た岩から子供たちが海へとジャンプし、飛び込み方の面白さを競い合っていました。小さい子供を連れた地元の若い夫婦も、東屋でのんびりと海辺の時間を過ごしています。
最南端を越え、しばらく北上すると、道路脇に「横井ケーブ」の看板が。グアム島派兵から1972年に帰国するまでの28年間、終戦を知らなかった残留日本兵の横井庄一さんが暮らしていた洞窟が公園になっているようです。
横井ケーブ・タロフォフォの公園の入口まで行ってはみたものの、レトロな観覧車とミニ汽車を目にした時、何かが違うと、引き返すことに……。
その後も北上を続け、道路脇に忽然と現れるジェフズ・パイレーツコーブという海辺のレストラン・バーで一息。ここでは“勤労感謝の日”だからと、真っ赤なバンダナをいただきました。
半日かけてグアム島を一周(北端は基地があり、行けません)し、南の島らしい空気にほっこり。“勤労感謝の日”のおかげで空腹に悩まされつつも、地元の人々のやさしさに触れることができました。
ふと近い将来、日本でもこの日をお祝いムードで迎えることになるような予感がするのでした。
グアム島
●アクセス タモン湾から出発して、島一周は車で4~5時間
●おすすめステイ先 デュシタニグアム リゾート
https://www.dusit.com/dusitthani/guamresort/ja/
古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/
Column
古関千恵子の世界極楽ビーチ百景
一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!
2018.03.10(土)
文・撮影=古関千恵子