ひとくちサイズの焼き菓子がいろいろ
加集さんが作るお菓子をご紹介しましょう。
まずは、ひとくちサイズの3点。
「マドレーヌ」と「フィナンシェ」は、何と1個50円。どちらも焦がしバターでリッチな風味に仕上げています。パクッとひと口で食べられるサイズだけれど甘さもしっかりあって、存在感も十分。しっとりした食感とスタンダードな味わいで、食べ飽きません。ヘーゼルナッツを皮ごと挽いたプードル(粉)とアーモンドプードルを使った「フィナンシェ」は、格別の香りです。
「カヌレ」も、小さいけれど、外側がカリッ、中はむっちり。コーヒーや赤ワインと一緒に味わいたい。毎週20個まとめ買いする常連客もいるのだそう。
「イチゴや抹茶、レモンなど、色々な味のカヌレも作っていこうとおもっているところ」と加集さんはにっこり。
「ナッツが大好き」と言う加集さんこだわりの「くるみのタルト」は、タルト台を空焼きしてから中身を下焼きし、さらにキャラメリゼしたくるみをのせて焼くという、手の込んだ一品。くるみの優しい風味と香ばしさに魅せられます。
「ガレット」は、ザクッとした歯触りで、ひと口でバターの風味が広がります。
しっとり、とろけるような「チーズケーキ」は、バニラをふんだんに使って、贅沢な風味に。下に敷いたキャラメルの層のほろ苦さがアクセント。
「ガトーショコラ」は濃厚で、生チョコのよう。「苦すぎず、甘すぎずの、私の大好きなチョコ味なんです」と加集さん。
しっかり焼き込んだサブレは2種類。
ココナッツ好きという加集さんらしい「ココナッツ」と、シナモンを効かせたスパイシーな「ショコラ」。甘さも程よく、サクサクで食べやすい。
2017.06.11(日)
文・撮影=そおだよおこ