劇団「グワィニャオン」の代表作を新たなキャスト&スタイルでリメイクした、幕末エンターテイメント舞台「池田屋・裏 2012」で、新撰組・近藤勇役を演じるのが、川村陽介(かわむら・ようすけ)。ドラマ「ROOKIES」でブレイクした彼が、舞台と映像の違いのほか、これまでのキャリアを振り返る。
きっかけは、さんまさんに会いたい
――まずは、デビューのきっかけを教えてください
高校1年のとき、母親の勧めでジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募して、ベスト50まで残ったんです。その後に、(今の所属事務所である)ホリプロの「21世紀ムービースターオーディション」も受けることになりました。優勝者は『死者の学園祭』で深田恭子さんと共演ということでしたが、そこで審査員特別賞をもらって、映画にもチラッと出ています。
――芸能界や俳優に対する憧れはあったのですか?
小さい頃から、明石家さんまさんにお会いしたかったんです。「あっぱれさんま大先生」や出演されていたドラマを見ていて、漠然と「この人はなんてスゴいんだろう」と思っていましたから。だから、TVに出ることができれば、お会いできるんじゃないかと……(笑)。事務所に入ってからは、「さんまさんに会いたいから、この仕事をしてます」という感覚ではないものの、どうしても会いたい人であったことは確かです。
――ということは、ドラマ「ROOKIES」の番組宣伝などでもお会いしていないんですか?
「ROOKIES」の番宣のときは、メンバーが全員呼ばれたわけではないんですよ。でも、去年「南極大陸」の番宣絡みで、「さんまのスーパーからくりTV」のゲストに呼ばれたときに、お会いすることができたんです。仕事を始めて、11年目。当日は番宣をする仕事だけ頭に置いて、あとは観覧のお客さんの気持ちになって楽しませていただきました。
2012.03.07(水)
text:Hibiki Kurei
photos:Tadashi Hosoda