帰国してから
たくさんのアウトプットをしよう
ロサンゼルスは、私が到着する前日までは曇りや雨の日がずっと続いていたようですが、来てからはお天気に恵まれています。
夜は肌寒くてTシャツの上に革ジャンを羽織ったりしていますが、昼間は28℃ぐらいまで気温が上がり、湿度は低くて快適です。車で15~30分ほど走れば、すぐに海に出られます。だから、毎日のようにビーチへ。
ハンティントンビーチ、ニューポートビーチ、ラグナビーチ……。ただ海を眺めているだけで、すごく満たされたような、守られているような気持ちになれます。そうして海が見えるカフェで飲む地ビールやフライドポテト、生牡蠣の美味しいこと。
今年は本を何冊か出版する予定なので、こちらで半分遊んで半分仕事(執筆)をする予定でしたが、青空と美しい海と砂浜、そして明るくて感じのよい人たちに囲まれて、すっかりくつろいでしまい、95%遊びの日々になってしまっています。
なので、こちらでしかできない体験をいっぱいして、インプットで満たして、そうして帰国してからたくさんのアウトプットをしようと気持ちを切り替えました。こちらにいると笑顔しか出ません。
昨年の10月に初めての海外一人旅としてロスに来て、友人にお世話になり、そうして今回は一人で留守番も経験。なにをするにしても、思い切って飛び込む! とか無謀な挑戦はできないけれど、ゆっくりゆっくり行動範囲を広げ、出来ることを増やしながら、自分の世界を広げているところです。うさぎと亀だったら、絶対亀タイプですね。
私の思い描くゴールは仕事も私生活もまだまだ遥かかなたにあるから。小さいハードルをちょっとつずつ飛んでいきます。
さて、今回で、こちらの連載は終了です。
でもこれからも三拠点生活を続け、旅を続け、新しいことにどんどん挑戦していこうと思っています。その様子は、松尾たいこオフィシャルブログで発信していきますので、引き続き見守っていただけると嬉しいです。
松尾たいこオフィシャルブログ
「軽やかHAPPY LIFE! 旅するように暮らす私とファッションと」
http://ameblo.jp/taiko-closet/
松尾たいこ(まつお・たいこ)
アーティスト/イラストレーター。広島県呉市生まれ。江國香織との共著『ふりむく』、角田光代との共著『Presents』などがある。数多くの書籍装画や広告の他、六本木ヒルズのグッズパッケージなども手がける。2014年より「千年陶画」プロジェクトで陶器作品の制作を開始。2016年「ブータン しあわせに生きるためのヒント」展(上野の森美術館)のアートディレクションを担当。東京、軽井沢、福井の3カ所を拠点に活動中。夫はジャーナリストの佐々木俊尚。
公式ブログ http://ameblo.jp/taiko-closet/
公式サイト http://taikomatsuo.jimdo.com/
Column
松尾たいこの三拠点ミニマルライフ
一カ月に三都市を移動、旅するように暮らすイラストレーターの松尾たいこさんがマルチハビテーション(多拠点生活)の楽しみをつづります。
2017.03.25(土)
文・撮影=松尾たいこ